いらなくなったトラクターで困っている
 後継者不足、農業従事者の高齢化が問題になっている最近の日本の農業ですが、問題点はいらなくなった農機具にも及んでいます。
 たとえば、農業用のトラクターが古くなってそのままという場合、どうしたらよいかわからなくて困っている人は多いものです。
 今回は、そういったトラクターの処分方法、まだ新しかったり使えたりするものでしたら、どのようにして売ればいいのかを考えてみます。
 お困りの方や知り合い、両親、祖父母などが困っているという人は参考になさってください。
処分方法のご紹介
 まず考えられるのは有料になりますが、農機具店に引き取ってもらうという方法です。
 お買い求めになった農機具店に連絡して、処分してもらえるかどうか聞いてみましょう。
 または、いくつかの農機具店を探して、処分してもらえるかどうか問い合わせてみるとよいです。
 何件か聞いて、その中で手数料が安いなど一番良い条件のところにお願いするという方法もあります。
 スクラップ処分という方法もご紹介しましょう。
 この方法はリサイクル店やスクラップ処分の専門店に頼むという方法ですが、手数料などもかかります。
 かかる費用については、お店によって異なるので何件か問い合わせて一番条件の良いお店にするのも良い方法です。
 お店に寄っては、引き取りの日時などを指定さる場合もあるので、そのあたりはご自身のご都合とよく照らし合わせて決めてください。
売り方も考えよう
 新品で使わないままに農業をやめてしまったなどで、そのままになっているトラクターがあれば、売るのも良い方法です。
 また、使ったものでもまだ使えるものであれば、中古品として売れます。
 トラクターは安いものではなく、新品ですとかなりのお値段なので、中古で購入したいと考える農家は、日本国内だけでなく海外の発展途上国などにも多いものです。
 なので、この方法ですとご自身にもお金が入りますし、困っている人の役にも立てます。
 まずは知り合いや必要としている人に安く売るという方法があります。
 周囲に新規農業を始める、トラクターが壊れてしまったので購入を考えているという人がいれば、安い値段で売るのもお互いにとって良い方法です。
 知り合いでそのような人がいなければ、「トラクターを安く譲ります。」というチラシを作成して、農家の人が良く利用する農協や組合でも良いですし、市役所などの公共の施設の掲示板に許可をもらって貼っておきましょう。
 連絡先を書いておけば、連絡をもらえます。
 または、インターネットのオークションに出すのも一つの方法です。
 しかし、この場合はライバルが多いので、アピール力が必要になります。
 相場に合う価格設定、性能の良さ、どのくらい使ったものなのか、品質の良さ、使いやすさなどかなりのPRが必要ですし、きれいに撮った写真も必要です。
 この方法は慣れた人でないと、なかなか難しいかもしれません。
 また、システム使用料を運営会社に払うので、売れた金額そのものが入るわけではないということも理解しておきましょう。
