高値で引きとってもらえるのはどんな着物?
 家に不用な着物がある場合、買い取ってもらうことをおすすめします。
 どうせ着ないのであれば、眠らせておくのはもったいないです。
 最近は着物買い取りの業者も多いので、せっかくならばよい値で買い取ってもらいたいものでしょう。
 ここで、どんな着物が高値で引きとってもらえるのか、ご紹介します。
 まずはシミ、しわ、虫食い穴のないようなきれいな状態の物の方が高く売れるということです。
 当然のようですが、中古の着物は一度以上袖を通したものが多いので、一度も袖を通していない、しつけ糸がついたままなどというものだとより喜ばれて高い査定をしてもらえます。
 一般的には正絹が良いとされていますが、最近は伝統工芸品の着物でも麻や綿が多いので、きちんとした証紙があれば、高く売れる可能性大です。
 そして、証紙や落款がある方が査定額も高いでしょう。
 残念ながら、どんなに良いものであっても証紙や落款がないと査定額は下がります。
 さらにサイズも重要で、身長が150~160cm用の物の方が高価買取に良いのです。
 なぜならば、こういった標準サイズが一番需要があるからではないでしょうか。
 逆に需要が見込めないのは、150cm以下のような小さいサイズのものです。
着物を高値で引きとってもらうためにできること
 では、少しでも高値で着物を引き取ってもらうためにできることはあるものでしょうか。
 まずは不用と思ったら、すぐに引き取ってもらうことです。
 なぜならば、着物は洋服のように家で洗えませんし、クリーニングに出すとかなりの高値なので、家に置いておくという人が多いものですが、時間の経過とともに劣化が進みます。
 なので、そうならないうちに売った方が良いのです。
 次に小物や帯なども一緒に査定に出すことです。
 着物が不用であれば、このような和装の小物も手元にあってもどうにもならないでしょうから、一緒に査定してもらうと査定額アップになります。
 それに、こういった小物類は1点では値になりませんが、何点かまとめてならば、査定の対象になるものです。
 さらに、おすすめなのは出張買取です。
 なぜならば、店頭に行く買取ですとお店の維持費があるために価格交渉にはあまり応じてもらえず、良い値にならないことがあります。
 その点、出張買取ですと、相手もせっかく家まで行っているから、なるべく良い値で買い取りたいと思っているのです。
 このようにお互いの思いが通じるので、価格交渉次第で高値の引き取りが可能になります。
着物の買取額の相場について
 着物の買取相場はかなり幅があります。
 それはブランドや伝統工芸品であるかどうか、作家が有名な人であるかどうかでも違うものです。
 高い相場価格のものは有名百貨店のものだったり、人間国宝といわれる人の作だったりするものでしょう。
 そのために、着物の買取相場は状態のみでなく、作られた背景にもよるのです。
 着物を査定に出したいと思ったら、どのようなブランドのものか、どこで買ったものか、著名な作家が関わったかどうかも調べておきたいものです。
