漆器の価値と高く売れる種類
 漆器というのは木や紙に漆を塗り重ねて作られる伝統工芸品であり、有名な産地もあるほど親しまれています。
 主に食器や根付が多いですが、一つ一つが職人による手作りであり、安価な物もあれば驚くほど高価な物も存在します。
 近年では漆器を作る職人の減少もあって、買取の需要が高い傾向にあるといえるでしょう。
 漆器は用途と制作に使われた技法など様々な観点から種類に分けられます。
 高く売れる技法として例を挙げると、蒔絵、堆朱、沈金、などがあり、どれも専門知識がないと正確な査定は難しいでしょう。
漆器の買い取り相場とは
 伝統工芸品や有名作家のものとなると相場の目安を考えるのも難しいでしょう。
 安価な物もある一方で、人間国宝が制作した漆器で保存状態も良好といった物であれば100万円以上の査定が出されることも珍しくないのです。
 ただ漆器は同じ物でも保存状態の良さで価格が大きく変動してしまうなど、とても繊細な物なので専門知識を持った人に査定依頼をする事が重要だといえます。
漆器を売るならおすすめの業者は
 価値があるかもしれない漆器を売ろうと考えた場合、リサイクルショップに持ち込む方もいらっしゃると思いますが、手軽に買い取ってもらえる半面、専門知識を持ったスタッフがいない場合も考えられます。
 すると本来もっと価値のある物が安く査定されてしまうことも考えられます。
 漆器は作家、産地、制作技法、年代、保存状態など多くの判断基準を考慮して、価値を正確に見極める必要があります。
 そこで豊富な知識を持ったスタッフが在籍している、骨董品専門の買い取り業者に査定してもらうのが大切です。
 正しい目で価値を判断してもらう事が満足のいく買い取りに繋がります。
より高く買い取ってもらうためには
 漆器は観賞用として骨董品コレクターからの需要の高さもあります。
 高く売るためには箱や鑑定書などの付属品は必要です。
 特に有名な作家が制作した物であれば、箱に書かれたサインや証明書が本物である証明となります。
 本物と証明されている物であれば、コレクターも信頼して買い取ってくれるでしょう。
 さらに保存状態の良さが査定に大きく影響することを忘れてはなりません。
 せっかく価値のある物でも、傷があったり欠けていたりすると価値を大きく下げてしまう事になります。
 また価値のある漆器のほとんどは天然の木でできており、高温多湿の場所では変形してしまう恐れもあります。
 風通しがよく直射日光を避けた場所で箱に入れての保管が望ましいです。
 また良い条件で売るには早く売ることも重要です。
 漆器は天然素材の者が多いので経年劣化はどうしても避けられません。
 そのため状態が良いうちに売ってしまうのもポイントです。
