そもそもエラーコインとは
エラーコインというのは、硬貨が作られる過程で発生した異常が原因で、正しく作られなかった硬貨のことを指します。
そういった硬貨は、チェックの段階で取り除かれるのですが、チェックをすり抜けてしまった物が市場に出回ることがあります。
もともとは不良品ですが、なかなか外に出てくることのない硬貨のため希少価値は高くなり、額面の数百倍の価値が付くということも珍しくないのです。
エラーコインはリサイクルショップやオークションサイトなどで売ることができます。
数万円から数百万円と物によってはとんでもないお宝に化ける可能性もあるでしょう。
実は種類が多いエラーコイン
一言にエラーコインといっても種類は様々なものがあります。
穴なしはその名の通り、空いているはずの穴が空いていません。
年代によってはもともと空いていない種類もあるため注意しましょう。
穴ずれも見つけやすく穴がずれている状態の硬貨で、穴の位置が大きくずれているほど価値が高いとされています。
見つけにくいものでは、表裏の絵柄の角度が一部ずれている角度ずれ、絵柄自体が中央から少しずれている刻印ずれ、表裏の絵柄の角度が全体でずれている傾打があります。
どちらも気を付けて確認しないと見い逃してしまうほどのものです。
他にも両面同じ絵柄の影打ち、表と裏の絵柄が重なるように刻印されている裏写り、硬貨の金属が剝がれているヘゲエラーなど種類が豊富なので宝探しのようで楽しくなりますね。
買い取り相場とさらに高額のコインとは
種類が豊富なエラーコインは種類によって価格も様々です。
平均的な価格としては数万円ですが、あまり人気が無い種類は数千円ほど、一方で希少で人気もある種類であれば数十万円と高値がつくこともあります。
またさらに高値が付く可能性がある特徴もあります。
製造技術が未熟な時代に作られやすいエラーコインは、技術が進歩している現代では製造されること自体が大変珍しいのです。
そのことから年号が新しいものは希少価値が高いといえるでしょう。
実は毎年発行されていない硬貨は、貨幣セットとして売られるもの以外に発行されなかった年代も存在します。
そういったものは希少価値が大変高く、その年のエラーコインともなるとかなりの高額で取引されるかもしれません。
エラーコインをより高く売るために
査定は複数の業者に依頼しましょう。
買取相場はほぼ決まっているものの、業者によって買取価格が何倍にも変わってくることはよくあります。
何社かに査定してもらえば一番条件のいいところで売却することができますね。
他にはオークションに出品するのも良い手といえます。
オークションの利用者の中には熱烈なコレクターがいて、相場を無視した破格の値段で買い取ってもらえるかもしれません。