LINE査定のメリットと基本の仕組み
スマホで写真を撮って送るだけで、おおよその買取金額がわかる「LINE査定」。
わざわざ店舗に持ち込んで査定を待つ時間や、宅配キットを取り寄せて梱包する手間が一切かからないため、近年利用者が急増しているサービスです。
最大のメリットは、自宅にいながら複数の買取店に依頼を出せる相見積もりの手軽さにあります。
同じ写真と情報をいくつかの店舗に送るだけで、どの店が高く買い取ってくれるかを瞬時に比較検討できます。
対面でのやり取りが苦手な方や、とりあえず金額だけ知りたいという方にとっても、心理的なハードルが低く利用しやすいツールと言えます。
ただし、LINE査定はあくまで送られた「画像」と「テキスト情報」のみで判断する簡易的なものです。
実物を手に取って確認するわけではないため、情報の伝え方次第で提示される金額に幅が出たり、実際の本査定で価格が変わったりする可能性がある点は理解しておく必要があります。
査定額の精度を高める写真撮影の鉄則
LINE査定において、写真は商品の価値を伝える唯一の証拠資料です。
ボヤけた写真や暗い写真では、査定員が正確な状態を判断できず、リスク回避のために低めの金額を提示せざるを得なくなります。
正確な高額査定を引き出すためには、撮影環境にこだわることが第一歩です。
明るい自然光でピントを確実に合わせる
商品の「色」や「質感」は、査定額を左右する重要な要素です。
夜間の室内や蛍光灯の下で撮影すると、色味がくすんで見えたり、影が入って傷に見間違えられたりすることがあります。
撮影はできるだけ日中の明るい時間帯に、レースのカーテン越しなどの柔らかい「自然光」が入る場所で行いましょう。
また、最も基本的なことですがピントは命です。
全体像を撮る際は商品が画面いっぱいに収まるようにし、ブランドロゴや刻印、タグなどの細かい部分は、接写モードを使って文字がはっきりと読めるように撮影してください。
このとき、見栄えを良くしようとして加工アプリを使うのはNGです。
ノーマルカメラでありのままを撮影することが、査定員への信頼に繋がります。
マイナスポイントこそ正直に写す
少しでも高く売りたいという心理から、傷や汚れを隠すような角度で撮りたくなるものですが、これは逆効果です。
LINE査定で綺麗な部分しか見せずに高額な見積もりが出たとしても、実際に品物を送った後の本査定で傷が発覚すれば、大幅な減額は避けられません。
「思っていた金額と違う」というトラブルを防ぐためには、角擦れ、シミ、変色、金具のサビといったダメージ箇所こそ、アップで鮮明に撮影して送りましょう。
事前にマイナスポイントを正直に伝えておくことで、本査定での減額幅を最小限に抑えることができ、結果として精度の高い見積もりを得ることができます。
情報の伝え方と本査定とのギャップ対策
写真だけでは伝わりきらない情報をテキストで補足することも、納得のいく取引をするためには不可欠です。
査定員は送られてきた情報だけを頼りに金額を算出しています。
スペックと付属品の有無を明記する
ブランド名や商品名だけでなく、わかれば型番や購入時期、購入店舗をメッセージで添えましょう。
いつ、どこで買ったかという情報は、真贋判断の材料の一つにもなります。
また、箱、保存袋、保証書、時計の余りコマといった「付属品」が手元にあるかどうかも必ず伝えてください。
特にハイブランド品や時計の場合、付属品の有無だけで数千円から数万円単位で査定額が変わることも珍しくありません。
付属品も全て並べて集合写真を撮り、文章でも補足するとより確実です。
あくまで目安であることを理解する
LINE査定で提示される金額は、多くの場合「上限金額」や「価格レンジ(〇円〜〇円)」という幅を持ったものです。
これは実物を見ていない以上、確定金額を出せないためです。
「LINEでは高い金額だったのに、実際は安かった」というガッカリ感を避けるためには、提示された金額がどのような条件下での価格なのかをメッセージで確認してみるのも一つの手です。
LINE査定はあくまで業者を選定するためのフィルターとして使い、対応が良く、かつ現実的な金額を提示してくれた店舗に本査定を依頼するのが、賢い売却のステップです。

